Hirotsugu Seike

News

2023/09/03
統計関連学会連合大会にて「ブロックチェーンシステムの持続可能性に関する研究 - Bitcoin のマイニングプールを事例として -」に関する口頭発表NEW
2023/03/30
IEEE ICCCBDA 2023 に "Evaluating Off-chain Transaction Queueing Delay to Ensure Data Integrity by Blockchain" が採択

About

(最近撮った写真はありません)

東京大学大学院情報学環越塚研究室で特任助教をしている清家大嗣です。 専門はブロックチェーンシステムの理論的な性能分析と、性能をスケールするための応用研究です。 ブロックチェーンは分散システムの一種であり、従来型の中央集権的なデータの処理や管理から脱却すべく、2008年にその概念がサトシ・ナカモトと呼ばれる匿名人物により提唱されました。 暗号通貨 Bitcoin は、そのアプリケーションと言えます。 ブロックチェーンを運用する場合、多様な環境にいるステークホルダーがデータベースを共同管理する故に、様々なボトルネックが発生します。 この問題を打開するための研究を行っています。
  また、データ社会推進協議会(DSA: Data Society Alliance)の会員として、全分野を含んだグローバルな連邦型のデータ共有プラットフォーム実現のため、 2005年にFranklinらが提唱したデータスペースに関する研究・開発活動にも取り組んでおります。特にデータ取引の記録の完全性を保証するため、ブロックチェーンエコシステムでも 用いられているトラストに関わる技術に着目しております。(準同型暗号を用いた計算、紛争解決プロトコル、Watch Towerなど)
  統計数理研究所が中心となり推進している統計エキスパート人材育成コンソーシアムのプロジェクトにも参加しております。 以下は、上記サイトのページからの引用です。"本プロジェクトでは、大学院生等に対してデータ分析等の基礎となる統計学の講義や統計活用研究の指導を行うことができる「大学統計教員」を育成するとともに、 これらの教員が中核となり、さらに全国の大学等で「統計エキスパート」を育成する体制を構築することを目指すプロジェクトです(文部科学省公募事業)"
 

Brief Biography

2023/10~
東京大学大学院情報学環特任助教
2024/01~
データ社会推進協議会(DSA: Data Society Alliance)、個人会員
2023/04~
統計エキスパート人材育成プロジェクト、第2期育成対象者
2023/04
~2023/07
一橋大学ソーシャル・データサイエンス研究科助教
 
2023/01
東京大学大学院学際情報学府総合分析情報学コース博士学位取得
2022/06
~2023/09
東京大学大学院情報学環越塚研究室、客員研究員
 
2022/04
~2023/03
一橋大学ソーシャル・データサイエンス教育研究推進センター助教
 
2022/03
東京大学大学院学際情報学府総合分析情報学コース博士課程単位取得満期退学
2018/04
東京大学大学院学際情報学府総合分析情報学コース博士課程入学
2018/03
東京大学大学院学際情報学府総合分析情報学コース修士課程卒業
2016/04
東京大学大学院学際情報学府総合分析情報学コース修士課程入学
2016/03
慶應義塾大学理工学部情報工学科卒業
2012/04
慶應義塾大学理工学部入学

Research Interests

  • ブロックチェーンの性能分析

  • ブロックチェーンの IoT への応用

  • ブロックチェーンの識別システムへの応用

  • ブロックチェーンのデータ共有基盤への応用

  • ブロックチェーンシステムに対する混雑攻撃への対処手法

  • オフチェーン技術

  • セキュリティとプライバシー