Hirotsugu Seike

News

2025/11/06
Korea Industry 4.0 Association 10th Anniversary, 5th Industry 4.0 and Industrial AX International Conference, SMATEC 2025 にて、「Advancing Collaboration: UTokyo International Testbed of Dataspace Technology」と題して講演NEW
2025/11/04
IEEE BigData 2025 4th Special Session on Dataspaces and DFFT (Data Free Flow with Trust) に "Quantitative Analysis of Blockchain Consensus Effects on Dataspace Transaction Latency" が採択
2025/10/17
Data Spaces Discovery Day Tokyo 2025 にて、「東京大学データスペース技術国際テストベッドの現状と今後の展開」と題して講演
2025/03/07
データマネジメント 2025 にて、「DX/データ駆動型経営に資する「データスペース」の国内・国際動向 ─エコシステム形成と国際連携で新たなデータ経済圏の構築へ」と題して講演
2024/11/12
IDSA Network Meet-up (ウィーン) にて、「Current Status of UTokyo ITDT」と題して活動報告
2024/10/09
Data Spaces Discovery Day Tokyo 2024 にて、「東京大学データスペース技術国際テストベッドの現状と今後の展開」と題して講演
2024/05/31
IEEE COINS 2024 に "A statistical method for detecting Bitcoin mining resource changes considering difficulty adjustments" が採択
2023/09/03
統計関連学会連合大会にて「ブロックチェーンシステムの持続可能性に関する研究 - Bitcoin のマイニングプールを事例として -」に関する口頭発表
2023/03/30
IEEE ICCCBDA 2023 に "Evaluating Off-chain Transaction Queueing Delay to Ensure Data Integrity by Blockchain" が採択

About

東京大学大学院情報学環越塚研究室で特任助教をしている清家大嗣です。 専門はブロックチェーンシステムの理論的な性能分析と、性能をスケールするための応用研究です。 ブロックチェーンは分散システムの一種であり、従来型の中央集権的なデータの処理や管理から脱却すべく、2008年にその概念がサトシ・ナカモトと呼ばれる匿名人物により提唱されました。 暗号通貨 Bitcoin は、そのアプリケーションと言えます。 ブロックチェーンを運用する場合、多様な環境にいるステークホルダーがデータベースを共同管理する故に、様々なボトルネックが発生します。 この問題を打開するための研究を行っています。
  また、データ社会推進協議会(DSA: Data Society Alliance)の会員として、全分野を含んだグローバルな連邦型のデータ共有プラットフォーム実現のため、 2005年にFranklinらが提唱したデータスペースに関する研究・開発活動にも取り組んでおります。特にデータ取引の記録の完全性を保証するため、ブロックチェーンエコシステムでも 用いられているトラストに関わる技術に着目しております。(準同型暗号を用いた計算、紛争解決プロトコル、Watch Towerなど)
  統計数理研究所が中心となり推進している統計エキスパート人材育成コンソーシアムのプロジェクトにも参加しております。 以下は、上記サイトのページからの引用です。"本プロジェクトでは、大学院生等に対してデータ分析等の基礎となる統計学の講義や統計活用研究の指導を行うことができる「大学統計教員」を育成するとともに、 これらの教員が中核となり、さらに全国の大学等で「統計エキスパート」を育成する体制を構築することを目指すプロジェクトです(文部科学省公募事業)"
 

Brief Biography

2023/10~
東京大学大学院情報学環特任助教
2024/01~
データ社会推進協議会(DSA: Data Society Alliance)、個人会員
2025/06~
統計数理研究所、客員助教
2023/04
~2025/03
統計エキスパート人材育成プロジェクト、第2期育成対象者
 
2023/04
~2023/07
一橋大学ソーシャル・データサイエンス研究科助教
 
2023/01
東京大学大学院学際情報学府総合分析情報学コース博士学位取得
2022/06
~2023/09
東京大学大学院情報学環越塚研究室、客員研究員
 
2022/04
~2023/03
一橋大学ソーシャル・データサイエンス教育研究推進センター助教
 
2022/03
東京大学大学院学際情報学府総合分析情報学コース博士課程単位取得満期退学
2018/04
東京大学大学院学際情報学府総合分析情報学コース博士課程入学
2018/03
東京大学大学院学際情報学府総合分析情報学コース修士課程卒業
2016/04
東京大学大学院学際情報学府総合分析情報学コース修士課程入学
2016/03
慶應義塾大学理工学部情報工学科卒業
2012/04
慶應義塾大学理工学部入学

Research Interests

合意形成システム (Consensus System)

CAP定理に基づき、一貫性・可用性・分断耐性のトレードオフを踏まえた分散システムの研究を行っています。 具体的には、Paxos、PBFT、PoW、PoS などの合意形成アルゴリズムに加え、 合意形成を支えるハッシュ関数・デジタル署名、Arbitrum に代表される Rollup 技術、 zk-SNARK のような「計算過程を開示せずに正当性を証明する」暗号的手法も含めて研究しています。 これらを統合的に分析し、信頼性とスケーラビリティを両立する分散合意基盤の設計を探究しています。

検証可能なAI (Verifiable AI)

AIの出力や意思決定過程を第三者が再現・検証できる仕組みの研究を行っています。 AIエージェントの動作や判断過程、利用データの整合性を検証可能とする手法を設計し、 Explainable AI や Auditable AI の概念を拡張して、 ブロックチェーンやデータスペースなどの分散基盤と統合することで、 AIの透明性・信頼性・再現性の向上を目指しています。

信頼可能なデータ共有とガバナンス機構 (Trusted Data Sharing and Governance Mechanism)

データ共有と利用における信頼性と説明可能性を保証する仕組みの研究を行っています。 Usage Control や Access Control を基盤としつつ、暗号技術、Trusted Platform Module (TPM) などのハードウェア信頼基盤、 量子エンタングルメントを利用したデータ開封手続きの検証などを組み合わせ、 データ生成から利用までの全過程を監査・証明可能とするガバナンス機構の構築を目指しています。

数理モデル化 (Mathematical Modeling)

合意形成システム、検証可能なAI、データガバナンス機構などの動作を形式的に記述し、 信頼性・性能・スケーラビリティを数理的に分析する研究を行っています。 これらのモデル化を通じて、分散システムやデータスペース全体の設計原理を理論的に明確化することを目指しています。